事故の修理に保険は使う?使わない?判断基準や保険修理の流れを解説

実は車の保険を使って修理を行った場合、損するケースはあります。
車を傷つけてしまいショックを受けている方は、最も賢く修理ができる方法を覚えていってください。
保険の使い方を調べる前に、本当に保険を使うべきなのかどうか、しっかりと本記事で知識をつけていきましょう。

1.保険修理と実費修理、どちらを選ぶべき?

保険
メリット デメリット
保険修理 高額な修理費用を抑える
安心感を得られる
翌年から保険料が上がる
等級が下がる
実費修理 保険等級への影響がない
修理方法の自由度が高い
高額な修理費用を全て自己負担
補償を利用できない
事故対応や修理手配を自分で行う

【保険を使うべきケース】

  • 追突事故で車の骨格まで損傷
  • 自分にも過失がある事故
  • 運転ミスで車の前部が大破
保険使用

【保険を使わない方がいいケース】

  • 軽いキズやへこみで、修理費用が少額
  • 修理費用が将来の保険料増加分より低い
  • 等級が低く、等級ダウンの影響が大きい
保険未使用

保険を使うべきかどうかは、「修理費用が高額かどうか」と「事故の状況(相手の有無、過失割合、原因)」によって判断すべきです。特に、修理費用が数十万円を超えるようなケースは、メリットが大きくなります。

2. 保険修理の流れ

まず事故が発生したら、負傷者の確認をしましょう。負傷者がいる場合は、救護と安全確保を最優先します。同時に、追突などの二次事故を防ぐため、車を安全な場所へ移動させることが重要です。

  • Step1
    警察に連絡

    事故を起こしてしまった場合は、まず警察に連絡しましょう。相手がいる場合だけでなく、電柱やガードレールなどに衝突したときなども警察に届け出が必要です。

  • Step2
    保険会社への連絡

    警察への届け出をしたら、保険会社に連絡をしましょう。事故状況や連絡先などを伝えると、今後の手続きについて案内してくれます。

  • Step3
    修理業者に見積もりをもらう

    保険会社から指示を受けた修理工場に車を持ち込み、修理を依頼します。修理工場では、車両の損傷状況を調査し、修理内容と見積書を作成します。

  • Step4
    必要書類を保険会社に提出

    修理工場から見積書を受け取ったら、保険会社に提出します。保険会社が見積書を確認し、保険金の支払い金額を決定します。修理工場は、保険会社が修理内容と金額を承認したら、修理作業を開始します。

  • Step5
    修理完了

    修理作業が完了したら、車を引き取ることができます。保険会社から、保険金の支払い明細書が届きますので、確認しておきましょう。

3. 保険修理で必要になる書類

これらの書類は、ほとんどの保険金請求手続きで必要になります。

保険金請求書・事故状況報告書

 事故の状況や損害内容、請求金額などを記入する書類で、保険会社が用意している所定の書式です。Webサイトからダウンロードできる場合もあります。

修理費の見積書

 修理を依頼する工場やディーラーが作成する書類です。損傷箇所の写真や部品代、工賃などが詳しく記載されています。

損傷箇所の写真

 事故による損傷状況を客観的に証明するものです。修理前、修理中、修理後など、複数のアングルから撮影することが推奨されます。スマートフォンなどで撮影したものでも構いません。

4.車を安く修理するなら板金工場がおすすめ

安く修理

保険を使わない方がいい場合でも、低コストで車を修理する方法があります。
板金工場は、車の部品の修理や交換を専門に行う会社です。修理代は保険を使うよりも安価な場合が多く、保険を使わずに車を修理したい場合は、板金業者が最善の選択かもしれません。

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