「ちょっとこすっただけだし、まあいいか…」
そう思って、小さな傷や凹みをそのままにしてしまった経験はありませんか?
私もつい後回しにしがちなのですが、車の傷は放置するほど状態が悪くなり、あとから高い修理費として跳ね返ってくることがあります。
実は、早めに直しておけば数万円で済んだものが、放置したせいで倍以上になる…という話は珍しくありません。
今回は愛車を長く大切に乗りたい人ほど、早めの対処が大事な理由と安く済ます方法と修理相場について解説していきます。
「このくらいなら大丈夫」では済まない!凹み・傷を放置する4つのリスク

一見するとたいしたことがなさそうな傷でも、そのまま走り続けるのは意外と危険です。見た目だけでなく、車の価値や安全面にも影響が出ることがあります。
塗装がはがれてサビが進行する
車のボディを守っている塗装がはがれると、そのすき間から水や汚れが入り込み、鉄がサビていきます。
特に下地が見えるほどの傷はサビの広がりが早く、沿岸部や雪の多い地域では塩分の影響で腐食が一気に進むことも。
「ただの擦り傷だし…」と思っていたら、気付けば内部までサビていたというケースもあるので注意が必要です。
劣化が進むほど修理費が高くなる
サビは表面だけでなく、内側へも広がっていきます。
表から見える範囲は小さくても、開けてみたら内部まで腐食していた…なんてことになると、パーツ交換が必要になり費用は一気に高額に。
早めに直せば数万円、放置して広がると十万円単位ということも普通にあるので要注意です。
車検に通らなくなる可能性がある
傷や凹みが原因で車検がNGになることもあります。
たとえば、
- 傷で鋭い突起ができてしまっている
- ドアやフレームが歪み、安全性に影響する
- バンパー周辺のセンサーが正常に作動しない
このような状態だと「保安基準を満たさない」と判断される可能性があります。
売却するときに査定額がガクッと下がる
査定の現場では、ボディの状態はかなりシビアにチェックされます。
小指の先ほどの凹みでも数千円〜1万円のマイナスになり、目立つ凹みや塗装はがれがあると5万〜10万円以上の減額も珍しくありません。
「売る予定なんてまだないし」と思っていても、将来手放すときに後悔する人は意外と多いです。
修理はどこに頼むべき?業者別の特徴と費用の違い

DIYで補修する方法もありますが、思った以上に難しく、逆に状態を悪化させてしまうことも。
基本的にはプロに任せるほうが安心です。
ここでは、よく利用される3つの業者の特徴をまとめました。
| 業者 | 特徴 | 費用の目安 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| ディーラー | 純正部品で高品質、とにかく仕上がりが良い | 高め(5万円〜) | 仕上がり最優先の人 |
| 板金塗装工場 | 技術力が高く、価格と仕上がりのバランスが良い | 中程度(3万円〜) | コスパ重視、丁寧に直したい人 |
| カー用品店 | 気軽に依頼しやすい、軽い傷向き | 安〜中(2万円〜) | 小さな傷だけ直したい人 |
ディーラーは安心感がありますが、そのぶん費用は高め。
仕上がりと費用のバランスを取りたいなら、板金塗装工場を選ぶ人が多い印象です。
修理費をできるだけ抑えるコツ

「なるべく安く直したい」という方へ、現場でもよく使われる節約ポイントを3つ紹介します。
デントリペアが使えるか聞いてみる
小さな凹みなら、塗装をしない「デントリペア」で直せる場合があります。
通常の板金修理では、凹みをパテで埋めたり、塗装をやり直したりと工程が多くなります。
一方、デントリペアは専用ツールで裏側から少しずつ押し戻して形を整える方法で、仕上がりが自然で時間も費用も抑えやすいのが特徴です。
短時間で済み、費用も比較的リーズナブル。業者によって対応できるか変わるので、まずは相談してみるのがおすすめです。
最低でも2〜3社から見積もりを取る
同じ傷でも、業者によって1〜3万円ほど見積もりが変わることも珍しくありません。
金額だけでなく、説明の丁寧さや修理内容、保証の有無も比べると安心です。
保険を使うべきか冷静に判断する
車両保険は便利ですが、使うと翌年から保険料が上がることがあります。
数万円の修理なら、自費のほうが結果的に安くなることも多いため、事前に損得を確認しておくと安心です。
【部位・サイズ別】車の傷・凹みの修理費用の目安
傷の位置や深さによって、費用は大きく変わります。目安として以下を参考にしてみてください。
| 部位 | 10cm以内の凹み | 修理費用の目安 |
|---|---|---|
| バンパー | 軽度 | 1.5万〜4.5万円 |
| ボディ(ドアなど) | 中程度 | 2.5万〜6.5万円 |
| ルーフ | 深め・専門作業 | 4.0万〜8.0万円 |
小さな傷こそ、早めに相談するのがいちばん得
たとえ小さな傷でも、放置するとサビが広がり、高額修理につながることがあります。
また、売却時の査定額にも影響するので、「あとで直そう」と思い続けるほど損をしやすいのが正直なところです。
気になる傷や凹みがあれば、早めに相談しておくことで、結果的に愛車にもお財布にも嬉しい選択です。

